非常用発電機を更新されるときの注意

非常用発電機

古い非常用発電機、特に防災型の非常用発電機を更新される際はご注意下さい。

「現在付いているものと同じ容量で問題ないだろう」

設置した時と現在とでは消防法の改正が行われておりますので
設置当時と比べて出力計算式が異なり、必要容量を満たさない可能性が出てきます。

その場合
いざ設置をしようと届出をした段階で所轄消防から許可が下りない事になります。

必ず事前に発電機負荷の種類、始動方式、用途、シーケンス(系統図)を確認し
計算をする必要があります。

この計算を出力計算といい
内燃協が提供している計算ソフトに必要負荷容量を入力すると

現在の消防法に適した発電機の出力選定が可能になります。

もうひとつの留意点

防災型の非常用発電機を25年ぶりに更新されるご検討の際
近い将来、その非常用発電機が電力を供給する防災負荷(消火栓ポンプなど)も
更新しなければならない時期を迎えます。

25年前と現在とでは
消火栓ポンプを動かすモーターの始動方式も異なる可能性が高いため

現在の始動方式ではなく、今後更新した場合の主流になる始動方式に適合した
発電機の容量選定をしておくことが、将来の防災負荷更新時に起こる
容量不足の懸念を解消します。

例えば、現在は「じか入れ」方式で消火栓ポンプを始動しているものも
消火栓ポンプが老朽化し更新した場合は「トップランナー」方式に変わることが
想定されます。
この場合、始動時の消費電力がトップランナー>じか入れになるため
その容量を考慮にいれて発電機の選定をする必要があります。

参考資料
消火栓ポンプのモーターが新しいものに変わると

消火栓ポンプの始動方式

屋内設置の非常用発電機更新時の留意点

上記の様に、現行の消防法へ適合するため
非常用発電機の必要容量が大きくなる場合、屋外設置であれば心配されるのは
土台の基礎に収まるかが焦点になりますが

屋内設置、特に専用室にある場合には
発電機の容量が大きくなる~選定する発電機によっては筺体(きょうたい)の
サイズが大きくなる可能性があります。

この場合、土台の基礎に収まるかの他に

壁から1メートル離れているか
換気量は足りているか

など発電機容量+建屋内の設置環境も考慮した選定が必要になります。

換気量が足りない場合は
防火扉の形状変更や換気扇の設置など承認を得るための工事が必要になります。

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