発電機マメ知識
TRIVIA
2026.08.06
大型発電機撤去工事の進め方|500トン超設備撤去の相談事例
- 相談解決事例
「撤去工事」ではなく、「安心して任せられる会社」を探していました
大型発電機の撤去工事は、一般的な設備撤去工事とは大きく異なります。
設備重量は100トンを超え、建屋内という限られた空間の中で、安全に分解・搬出しなければなりません。
さらに工程管理、安全管理、社内調整、関係部署との打ち合わせなど、担当者が抱える業務は多岐にわたります。
今回ご紹介するのは、九州地方の素材メーカー工場に設置された大型ディーゼル発電設備3台の撤去工事です。
※企業名・担当者名は伏せています。
当初、お客様は既存の取引業者へ相談されていました。
しかし、
希望する納期に対応できない
予算面で折り合わない
大型発電機撤去の専門性が十分ではない
という理由から、専門会社を探し、当社へお問い合わせをいただきました。
当社が最初に考えたのは、
「どう撤去するか」ではありません。
まず考えたのは、
「担当者様の貴重な時間を無駄にしないこと」
でした。
現地へ行く前に、担当者が社内説明できる状態をつくる

大型工場では、担当者一人の判断だけで工事は進みません。
設備部門、安全管理部門、資材部門、上司など、多くの関係者との調整が必要になります。
そのため当社では、現地調査を行う前に、
発電機全景
建屋外観
搬出口
天井高さ
クレーン設置予定箇所
周辺設備
など、必要となる写真や撮影アングルをご案内しました。
事前に写真を確認し、搬出方法をシミュレーションした上で現地調査へ臨むことで、
担当者様は
「現地調査を行う目的」
「どのような施工になる可能性があるのか」
を事前に社内へ説明できる状態となります。
現地調査当日も限られた時間を有効活用できるよう、準備段階からサポートしました。
現地調査で判明した、外観写真だけでは分からない事実

事前にご提供いただいた写真をもとに搬出方法をシミュレーションし、現地調査に臨みました。
しかし、現地では外観写真だけでは把握できない重要な施工条件が判明します。
最も奥に設置された発電機1台だけが、基礎へ約3分の1沈み込んだ状態で設置されていたのです。
発電機3台は1台あたり100トンを超え、付帯設備を含めた総重量は500トンを超える大規模設備です。
この規模の設備をそのまま搬出することはできません。
クレーン能力に合わせて安全に分解し、一つひとつ搬出する施工計画が必要になります。
この現地調査の結果を踏まえ、当初予定していた1期工事ではなく、2期工事へ工程を変更する判断を行いました。
私たちは単に
「工期が変わります」
とお伝えするのではなく、
なぜ変更が必要なのか、
安全面への影響は何か、
工程や費用がどのように変わるのかを、
現地写真を用いた資料として整理し、ご担当者様が社内説明しやすい形で提出しました。
費用ではなく「理由」が重要

大型工事では、現地調査後に工法が変更されることは珍しくありません。
しかし担当者様が本当に困るのは、
「費用が上がること」ではなく、社内でその理由を説明できないことです。
そこで当社では、
なぜ2期工事になるのか
なぜ特殊クレーンが必要なのか
安全対策
お客様側で実施いただく作業
当社が担当する作業
工程変更による影響
を写真付き資料として整理しました。
担当者様は、その資料をもとに社内説明を行い、安心してプロジェクトを進めることができました。
キックオフミーティングで役割を明確化

契約後は現地にてキックオフミーティングを実施しました。
ここでは、
工程
安全管理
搬出順序
クレーン配置
客先所掌工事
当社所掌工事
作業エリア
搬出ルート
まで細かく確認しました。
特に重要だったのは、
1期工事終了後、お客様側で基礎を斫り、床面を平らにする工程です。
これにより、日本でも数台しかない140tOCクレーンを発電機近くまで寄せられるようになり、
安全性と施工性を大きく向上させることができました。
図面・重量表の収集が安全を左右する

大型発電機撤去では、
部品重量が分からない状態で吊り上げることはできません。
担当者様にもご協力いただき、
メーカーや関係部署へ重量資料をご確認いただきました。
1号機については既存資料が残っておらず、
類似機種を参考に重量表を作成いただくなど、多くの方々のご協力をいただきました。
これらの資料をもとに、
分解順序
揚重能力
運搬方法
クレーン計画
を事前にシミュレーションしました。
「現場で考える」のではなく、
現場では予定どおり安全に作業できる状態をつくること。
それが当社の考える施工品質です。
日本でも数台しかない140tOCクレーンを採用

今回最大の特徴が140tOCクレーンでした。
通常のラフタークレーンでは対応できない環境のため、
限られたスペースでも設置可能な特殊クレーンを採用しました。
もちろんコストは掛かります。
しかし、
半地下へ設置された100トン超の発電機を安全に吊り上げるためには必要不可欠でした。
当社では価格だけを優先するのではなく、
安全性を最優先とした施工方法をご提案しています。
工程表も「担当者の安心」のために作る

大型工事では工程表は作業員だけのために作るものではありません。
担当者様が社内で工程を説明し、
関係部署と調整するための資料でもあります。
今回の工事では特殊クレーンの日程制約から、日曜日の作業が必要となる工程がありました。
そこで当社では、
休日出勤が必要な理由だけではなく、
進捗状況に応じて平日に休工日を設ける予定であることも工程表へ明記しました。
これは発注者側の労務管理や勤務体制への配慮です。
また、電話などでも担当者様と随時連絡を取り、
日曜日に立会いとなった場合の社内調整についてもフォローを行いました。
工事だけではなく、
担当者様が安心してプロジェクトを進められる環境づくりも、当社の重要な役割と考えています。
無事故・納期1週間前倒しで完工

1期工事、2期工事ともに、
施工状況を写真付き報告書として提出しました。
毎日の施工内容を記録することで、
工事の見える化と履歴管理を行っています。
また、お約束していたボイラー設備の撤去もサービス工事として実施しました。
お客様には基礎の斫り工事や工程調整など、多大なご協力をいただきました。
その結果、
1期・2期とも事故なく、予定より約1週間前倒しで工事を完了することができました。
これは当社だけではなく、
お客様、メーカー、協力会社、それぞれが役割を果たしたプロジェクトだったからこそ実現できた成果です。
お客様からいただいた評価

工事完了後のアンケートでは、
「場内業者では予算や日程で折り合いがつかず、専門業者を探していた。」
「現場に頻繁に来られない中でも、大きなトラブルなく完工できたのは電話・メール・打ち合わせの対応が良かったからだと思います。」
「想像より作業が早く、無駄がありませんでした。」
さらに、
「場内業者で対応できない場合は、また依頼したい。」
という大変ありがたいお言葉もいただきました。
ロジエイティブが提供する価値

大型発電機の撤去工事では、専門技術はもちろん重要です。
しかし、私たちが本当に提供したい価値は、担当者様が安心して社内を動かし、納得したうえでプロジェクトを進められる環境をつくることです。
そのため当社では、
現地調査前から実現性を共有する
担当者様が社内説明しやすい資料を作成する
工程や役割分担を分かりやすく整理する
安全を最優先に施工方法を検討する
工事後も写真付き報告書で施工内容を見える化する
この一つひとつの積み重ねが、担当者様の負担を軽減し、安心してプロジェクトを進めていただくことにつながると考えています。
これこそが、当社が提供できる価値と考えます。
大型発電機・設備撤去でお困りの担当者様へ
大型発電機や非常用発電機の撤去工事では、
現地調査
撤去方法の検討
工程計画
安全対策
社内説明資料の作成
関係部署との調整
など、撤去工事そのもの以上に担当者様が準備しなければならない業務があります。
ロジエイティブでは、撤去工事だけではなく、担当者様が社内で説明しやすい資料作成や工程計画まで含めてサポートしています。
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ロジエイティブがご提供する価値
大型発電機撤去工事では、
✓ 現地調査前の写真確認
✓ 撤去方法の事前検討
✓ 工程計画の立案
✓ 社内説明資料の作成
✓ 特殊クレーンを含めた施工計画
✓ 安全管理・工程管理
✓ 完了報告書の提出
まで、一貫して対応しています。
担当者様が安心してプロジェクトを進められることを、当社が提供できる価値と考えます。
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