冷却方式について


発電機 買取


発電機の冷却方式は、空冷方式と水冷方式の2つあります


空冷方式とは


メリット

原理はファンを使い風力のみでエンジン機関を冷やします。
最大のメリットは整備の簡素化が図れます。

冷却水交換などの手間や管理が必要なく

冷却水(LLC)交換をはじめ
ウォーターポンプやサーモスタット、ホース、冷却水ヒーターなど
水循環に関わる整備が不要になります。

デメリットは

水冷に比べ冷却効果が弱いため、非常時でも長時間の連続運転には適さず
大型発電機や長時間の停電を想定した場面では使用に適しません。

このため小型発電機のみに対応しています。

ポータブル式の手で持ち運びできる発電機や

設置型では
山奥の通信基地局などで多く採用されています。

水冷方式とは


文字通り、冷却水やロングライフクーラントを用い冷却します。

空冷方式に比べ、冷却効果が高いため、大型発電機はすべて水冷方式を採用します。

冷却方式には以下の4種類あります。


放流方式



水源から直接、水を引き込みエンジンの熱を回収した後
水は巡回せずそのまま廃棄されます。


メリット

構造がシンプルであり、冷却に用いるのラジエーターなど
コアユニットが無い分、メンテナンスの手間が省かれます。

また冷却水を貯蔵するユニットも必要としないため
冷却水交換の必要がありません。


デメリット

水源からの直流であるため、大量の水を必要とします。
また、断水時には使用できず、非常用発電機の用途としては

停電と同時に水道管が損傷したなどの地震を想定した際
災害時に使えない可能性があります。


クーリングタワー方式


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熱を回収した冷却水をクーリングタワーへ循環し
冷やしてからまたエンジンの熱を回収する仕組みになります。

2000kvaクラスの大型発電機になりますと
クーリングタワー方式や下記の冷却水槽式が使われます。


メリット

熱を回収した冷却水が循環するため、冷却水の消費が少ない。
断水時にも一定時間の使用が可能です。


デメリット

発電機とは別にクーリングタワーを設置する場所を要します。
主に屋外へ設置するため、発電機近くに設置スペースを考慮する必要があります。

また、クーリングタワーをはじめ給水管などの建設コストも掛かります。

冷却水槽式


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冷却用の水槽を用い、エンジンの熱回収した水を循環します。


メリット


クーリングタワーと同じく、熱回収した冷却水が循環するため
冷却水の消費が少なくすみます。
断水時にも一定時間の使用が可能です。

屋内設置の場合には
ラジエーター冷却方式に比べ、発電機室をコンパクトにできます。


デメリット


水槽を設置する場所を要し、配管などの建設コストも掛かります。
地下に設置する場合には、地上に設置するタワーより建設コストが上がります。

ラジエーター方式


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ファンが付いた冷却装置を搭載し、エンジンの熱を回収した水を冷やして
循環させます。

大半の非常用発電機はこのタイプの冷却方式になります。

自動車やトラックに多く採用されており
最も身近にある冷却方式になります。


メリット


冷却水の消費が少ない
水源の制約を受けないため、断水時にも使用可能。

パッケージの中に冷却機能もすべて含まれているため
設置場所を最も省スペースで行うことができます。

そのため、設置に関しての費用が最も安価になります。

デメリット


発電した電力は常に
ラジエーターファンの動力に若干取られるため
他の冷却方式に比べると発電効率が下がります。

定期的に冷却水を交換しないと、
水が循環していないためヘドロや錆の誘発に繋がりやすく

長期間、未整備の状態が続くとラジエーター本体の腐食を招きます。

防錆効果(1年)を超過した冷却水(LLC)を使用し続けると
サーモスタットや冷却水ヒーターなどの摩耗劣化を早めます。

粉塵が多い場所などの
空気の悪い場所での使用や、エンジン側から微量でもオイルにじみが
ある場合には

ラジエーター本体の目詰まりが起きやすく
オーバーヒートのリスクを高めます。

いずれの冷却方式におきましても
定期的に点検・整備を怠ると冷却水の漏れや異常に気付かず
高温による焼き付けや周辺機器に重大な損傷を与えます。


このため、非常時の使用を想定した発電機であっても
1年に1回の消耗品交換を点検時に実施することで

機器の長寿命化と健康状態を長く保つことになります。

非常用発電機は
設置した後の整備計画が設置後10年以降の機器状態と寿命を決めます。


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海外の中古需要は?

設置と取扱いが容易なラジエーター方式に人気が集まります。

クーリングタワー方式や冷却水槽式は
大きなエンジンに適していますが、海外へ輸送するには
輸送コストの兼ね合いから中古品売買ではクーリングタワーや冷却水槽は
評価対象になりません。

発電機(ジェネレーター)に不具合が生じていても
評価価値が変わりますが、エンジンは船舶用として
流用可能のため、一定の需要があります。


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